青木 裕之グループ

青木 裕之
AOKI Hiroyuki

高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター

https://www.nano-imaging.org/

研究開発テーマ

J-PARC中性子、ミュオンの利用による接着界面の構造・運動解析

研究概要

接着界面におけるメゾスコピックスケールの構造及びダイナミクスを明らかにする。中性子及びミュオンは物体への透過性が高く、界面選択的な測定が可能にするプローブである。中性子・ミュオンを用いた様々な分光計測手法によって、接着剤層及び被着体バルクの間に存在する埋もれた接着界面を評価する。本グループにて開発した恒温・恒湿環境制御システムや空間分解中性子反射率法などを利用した接着界面の構造・ダイナミクスの解析により、接着力の発現機構や劣化・破壊のメカニズムを明らかにする。モデル試料を用いた基礎的研究にとどまらず、新たな計測技術・データ解析技術の開発を行うことで、実試料における接着界面解析に展開する。このような中性子・ミュオンを用いた計測技術を共同連携機関に提供し、各機関で開発される接着系に対して界面の構造・ダイナミクスの情報をフィードバックすることで新たな接着技術の開発に貢献する。

 

中性子及びミュオンビームを用いた接着界面の構造・ダイナミクスの解析

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