株式会社ブリヂストン

株式会社ブリヂストン

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研究開発テーマ

高分子複合体界面の相互作用のデザインによる粘弾性の制御

カーボンニュートラル、サーキュラ-エコノミーの重要性が益々高まる中、弊社では、タイヤを①「創って売る」、②「使う」、③「戻す」のバリューチェーン全体でカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現を目指すサステナビリティビジネスモデルの構築に取り組んでいる。未来社会創造事業における弊社の取り組みは、この②「使う」、③「戻す」に関する領域での技術開発に取り組む。具体的には、以下のような内容の研究開発に取り組む。

②「使う」に関しては、タイヤの資源生産性の向上の視点として、《タイヤを長寿命化して使い切る》に着目し、タイヤに使用される高分子複合体に存在するマルチスケール界面の革新的な制御によって、相反する多様な要求特性を高次に両立する革新材料の創出に取り組む。

また、③「戻す」に関しては、代表的な技術としてリトレッド技術がある。使用済みタイヤの摩耗した接地面のゴムのみを新しいゴムに交換するリトレッド技術では、1回のリトレッドで削減できる資源の量は、新品タイヤへの交換対比で70%弱とも言われ、CO2排出量の削減にも貢献する。既存のリトレッド技術では、十分な接着性能および耐久性能が担保されているものの、より環境に優しく、高効率な接着技術が創出により、更なる社会価値の創出を目指す。

 

株式会社ブリヂストンの目指すサステナビリティビジネスモデルの概要図

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