初井 宇記グループ
初井 宇記HATSUI Takaki理化学研究所 |
研究開発テーマ
低損傷放射光顕微X線マルチスケールイメージング技術の開発
研究概要
本研究グループは、力学特性に関する接着界面の化学状態の役割を明らかにするための低損傷放射光顕微X線分光法の新規開発を行う。高分子はX線ナノビームにより容易に損傷される。そこで高効率信号検出法と界面信号を強調して取得できる顕微光学系を新たに開発することにより、本手法を実現する。これにより接着界面の化学状態の高精度可視化を可能とし、マクロダイナミクスの情報を接着界面の化学状態情報と統合して理解することを目指している。
ステージ2では、ステージ1で実証した低損傷放射光顕微X線分光法の有効性を、事例蓄積と性能強化、利便性向上を図るとともに、共同連携期間との研究開発により、社会的重要性の高い接着現象の解明に展開する。