大塚 英幸グループ
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大塚 英幸OTSUKA Hideyuki東京科学大学 |
研究開発テーマ
自己修復性の分子骨格を利用した接着技術の実践的展開
研究概要
本研究では、ステージ1で構築した自己修復性の分子骨格を利用した高分子反応による接着に関する学理を深化させ、精密に制御された高分子反応に基づく架橋高分子どうしの革新的接着技術の構築を目指す。これまで基礎検討を中心に進めてきたが、ステージ2では次世代接着技術の構築に資する実践的な研究を進めるべく、本プログラムの共同連携機関との本格的な連携を行う計画である。主として、共同連携機関の研究開発を基礎的な視点から支援するとともに、アカデミア研究においては、引き続き、革新的接着技術の構築に繋がる分子接着技術のシーズ開発も推進する。また、既存の接着剤系に自己修復性の分子骨格を導入することで、接着挙動にどのような影響が生じるかを調査する計画である。さらに、実際にステージ2ではマルチスケール解析グループとの連携を強化し、特に接着界面のナノ構造・物性評価を行い、必要に応じて分子接着技術の開発にフィードバックする。これらの研究テーマを総合的に進めることで、ステージ3に繋がる革新的な接着技術の開発を目指す。

精密に制御された高分子反応に基づく架橋高分子どうしの接着