プロジェクト概要

プロジェクト概要

本プロジェクトは、2018年度に文部科学省から示された大規模プロジェクト型の技術テーマの一つである「Society5.0の実現をもたらす革新的接着技術の開発」として採択された課題です。Society5.0において重要な役割を果たすモビリティの軽量化・電動化・知能化に向けて、接着技術を重要な基盤技術の一つとして位置付け、産官学が連携して取り組みます。

人命に関わるモビリティにおいて接着技術を導入するには、学理に基づく強度や耐久性の保証、および、それらに基づいた健全性や信頼性が求められます。しかしながら、部材に埋もれた接着界面層の評価解析、また、マルチスケールおよび時間を考慮した4次元解析がボトルネックとなり、 実接着界面での破壊挙動はもちろん、接着機構の理解でさえ十分でないのが現状です。高分子科学、先端計測および数理科学を専門とする研究者と連携企業の連合体が、特定先端大型研究施設等の支援の下、 接着現象に関連する界面の学理からものづくりまで一貫して研究開発を行います。革新的接着技術により画期的なモビリティ製造イノベーションが生まれ、社会経済構造の変革に結び付けることで、 Society 5.0の実現を可能にします。同時に、革新的接着技術はセンサ・デバイス分野、エレクトロニクス分野、社会インフラ等においても飛躍的な発展を目指します。
(研究期間(予定):2018年度~2027年度)

 

 

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