住友化学株式会社

住友化学株式会社

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研究開発テーマ

ポリオレフィンの革新的接着技術の開発

当社は、ポリオレフィンの適用範囲の拡大による車体軽量化を実現するために、ポリオレフィンと異種材の接着技術を検討している。

自動車の車体軽量化による燃費の向上は、CO2排出量の削減に向けた重要な課題である。求められる物性に応じて部位ごとに材料を使い分けるマルチマテリアルは車体軽量化に向けた有用な手段であるが、実現のためには異なる材料を強固に接合する必要があるため、異種材料の接着技術が盛んに研究されている。ポリオレフィンは最も比重の低い汎用樹脂であり、車体軽量化への貢献が期待されるが、一般に金属等の異種材との接着性に乏しく、両者を強固に接着可能な技術が求められている。

当社は以下の特徴を持つ、ポリオレフィンと異種材の接着技術の開発を行う。

① 大型部品を接着可能な高い接着強度および長期耐久性を有する。
② プライマー処理等を必要とせず、簡便に、短時間で接着可能である。
③ 工程の簡略化や易解体性付与によって、CO2排出量が低く、低環境負荷である。

また、CREAでの共同研究により接着機構の解析ならびに接着の寿命予測を行い、信頼性を確保したうえで、実装連携機関と検証を進め、社会実装を目指す。

 

当社接着技術の開発方針

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