研究開発体制
Organization
堀内 伸 グループ
研究概要
電子顕微鏡により研究対象となる接着界面を直接観察し、1 nm〜数10 μmの空間スケールでの界面の断面構造を2次元、および3次元の実空間像として提供する。さらに、分析電子顕微鏡手法を併用することにより、界面における元素分布、化学構造を明らかにし、界面における分子相互作用等に関する情報を提供する。アルミ等金属の接着、およびポリプロピレン等難接着高分子の接着メカニズムを解明するため、接着界面、および被着体表面を電子顕微鏡で直接観察、さらにEDX、EELSによる局所解析、ラマン分光等との複合解析手法を駆使し、以下に示す分子レベルからミクロンレベルでの接着現象を明らかにし、スケールの異なる現象を統合的に評価する手法を確立する。
1.界面での分子間相互作用、化学結合
2.高分子鎖の絡み合い、拡散
3.結晶/非晶質構造
4.特定成分の偏析
5.き裂進展挙動、界面破壊モード