研究開発体制
Organization
佐藤 浩太郎 グループ
研究概要
本申請では、次世代モビリティの軽量化に向けた分子接着技術の開発の一つとして、これまでの石油依存の材料開発の方向を大きく変革・転換する新たなバイオベース高分子に基づく機能性接着剤の潜在性を見極めることを目的として研究を進める。天然の植物由来物質を単純な化学変換反応し、その骨格を生かしたまま重合性のビニルモノマーへと変換、最適な重合反応により様々な官能基・機能性基からなるセグメントを有する高分子材料へと誘導する。とくに、金属親和性による極性接着やイ貝などの水中接着、漆などの架橋接着などの観点から接着剤界面における重要な機能性官能基として注目されているカテコール基を中心に、重合可能なモノマーへの変換を検討し、様々な(精密)重合法を用いて構造が明確な接着剤ベースポリマーを合成する。